私は昨年8月に任意整理をしています。
任意整理とは自己破産より軽いもので、裁判所を通さず現在の借金の利子だけをなくす手続きのことです。
この記事では借金を背負った理由と、借金は絶対しないほうがいいということを書いていきます。
借金の利子は人生を壊します
もし、この記事を見られている方で借金してもすぐ返せばいいじゃんと思ってる方がいればその考えは改めてください。
一度借りてしまうと借り癖がついてその落とし穴からはなかなか抜けられません。
また、リボ払いなどで毎月3万ずつ返していけばいいと思ってる人もいるでしょうが、そのほとんどが利子です。利子を払い続けても一向に元金はへりません。
ほんっとうに人生の時間を無駄にします。
借金をするなら、最低でも消費者金融やリボ払いは絶対に避けましょう。年利18%は本当にばかげてます。ビジネスをやりたいなら、銀行から借りましょう。
貧すれば鈍する という言葉の通り、借金を背負うと頭の回転が鈍くなるといわれます。返済しなければならないという事実が頭のリソースに使われ能力を奪うのです。
そして、基本的にコツコツ稼ごうという発想ではなく、一発当てて取り返そうという危険な発想になります。
それが無理だと悟った時には何百万の借金が残っているのです。
返せるあてのある借金なら銀行から借りましょう。
そもそも借金せずとも生活するだけなら月10万あれば行けます。月10万ならバイトで行けるでしょう。
なぜ、350万もの借金をしたのか?
もともと私はお金にシビアな性格でした。大学のときはお金を一円も使わない日もざらにありました。
しかし、社会人になってFXを始めました。最初は少ない枚数でしたが、次第に10枚、20枚とロット数が大きくなっていきます。
そして数万円がワンクリックで上下する世界に入ってから考えが変わりました。お金の節約が馬鹿らしくなり高い服やモノを買うようになっていきました。
クリックするだけで、数万勝てる快感。あれは麻薬です。
それでもFXは日本の口座でしていれば、お金は微増していたのです。そして、ある時こう思いました。
これもっと高いレバですればすぐにお金増えるじゃん!
今、日本の口座はレバ25倍ですが、海外口座はレバ500倍などの業者があります。リスクは単純に20倍です。
私は損切りもできない性格なので、よけいに勝てるわけがありません。
これが悪夢の始まりでした。その時は日利10%で増やそう!などと本気で思ってました。もちろんそんな奇跡が起きるわけでもなく、お金は減りました。
最初は10万くらい入れて、少し増えて溶かして、次は30万入れてまた、少し増えて溶かしてを繰り返していきました。
ある日何を思ったか、クレカの200万ある信用枠を全て突っ込んで勝負に賭けようと思いました。
そこで10%でも増えたら200万引き出そうと。しかし、結果は10%も増えることもなく含み損がすごい額になっていきます。
そしてある日の朝起きて口座を見たら残高0になっていました。魂が抜けました。しかも、そのあとも取り返そうとして、消費者金融から借りてトレードをしていました。
今思えば完全にギャンブル中毒です。しかし、当の本人は勝てるはずだと思ってやっているのがたちが悪いです。
そう、借金をする人はすぐに取り返せると思うからするのです。まさか私がこんなに借金するようになるとは大学生の時は夢にもおもっていませんでした。
今でもFXをしたいという欲望が出てくる時があります。もうこれは病気なんです。
債務整理したら変わること
私は楽天クレカの200万のリボとレイクの40万を任意整理しました。残りの110万は借りてから日が浅いということもあり、任意整理できませんでした。
任意整理を弁護士に頼むことにも費用がかかります。8万くらいだったと思います。
債務整理すると信用情報に事故情報がのります。
- 新しいクレカは作れません
- 新規の借り入れもできません
- すでに作っているクレカがつかえなくなります
- 任意整理した業者の社内ブラックに永遠にのります
と言われてますが、私の場合、任意整理しなかった業者のクレカは問題なく使えていますし、任意整理しなかった消費者金融の新規借り入れもできています。
そのあたりはケースバイケースかもしれません。
この事故情報は完済から5年たつまで消えません。
完済まで5年かけるので、私は5年間毎月4万ずつ返済していき、さらにその5年後まで事故情報が残るのです。
10年後といえば42歳です。それまでローン組めないのでマイホームは買えません。
それと私は楽天クレカで200万のリボを整理したので、楽天のブラックリストにのりました。
これも痛かったです。楽天ポイントせどりという誰でも月5万は稼げるせどりがあるのですが、それができないのです。できたとしても利益が半額くらいになります。
ただでさえお金ないのにさらに不利な条件で戦わないといけないのです。
金持ちと貧乏人を分ける唯一の差は?
この世の中、金持ちか貧乏かを分ける唯一の点は不労所得があるかどうかです。
言い換えれば利子をとる側かとられる側かどうかです。
能力があれば確かに年収1000万とか行くのでしょうが、絶対に増えた分使います!
そんなわけないと思う方もいるでしょうが、これはパーキンソンの法則という有名な心理学の法則とおり誰しもがそうなると思います。
そして、後悔してやはり支出のコントロールが不可欠だと知るのです。
これを見ている皆さんはぜひ、下の記事にある通り、年間の貯蓄額を決めてしまって余ったお金を使うようにしてください。
貯蓄額は米国株のETFなどに入れておくことをお勧めします。年利5%ですが、利子をとる側に回れます。
不労所得があるかどうかが金持ちと貧乏人の違いなのです。
もし、この事実を私が新卒のときに知っていたら今32歳の私は1000万ほど持っていたでしょう。
いや知識自体はあったかもしれませんが、全く腑におちていませんでした。本当に戻れるものなら戻りたいですね。
この資本主義の世界は利息が全てと言っても過言ではないです。これを見ている方はぜひ私みたいな失敗をしないようにしてください。
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[…] 私が借金350万を作ってしまった理由。私は昨年8月に任意整理をしています。任意整理とは自己破産より軽いもので、裁判所を通さず現在の借金の利子だけをなくす手続きのことです。こ […]
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