こんにちは、ごんです。今回はiDeCoをお勧めできない理由5つを記事にします。
世の中、iDeCoは絶対した方がいいという風潮で、私の親族もしてるのですが私個人としてはおすすめしません。
60歳まで解約できないうえに解約時期も決められてる。
これが私がiDeCoをお勧めできない最大の理由ですね。個人投資家のメリットはいつでも現金化してポートフォリオを変えられる点だと思いますが、iDeCoは60歳まで原則解約不可です。
私のおすすめするカウチポテトポートフォリオで資産形成ができません。
しかも、現時点では一時金として受け取る場合、60歳から65歳までで受け取らないといけません。
65歳の時点で一時金として受け取る場合、たとえ含み損でもその金額で受け取ります。延長は現時点でできません。
この5年の間に現金化を強制させられますので、資産運用したはずなのに逆に減ってる可能性も十分ありえます。
これは本当に致命的じゃないですか?自分で現金化のタイミングが決めれないんですよ。
また、年金として受け取る場合は5年から20年に分けて受取りになりその間も運用が続くので資産が回復する可能性はより高まります。ただし、後述しますが税金が雑所得になり高くなります。
日本人はローンなどで自分を縛るのが本当に好きなようですが、資産運用において自分のタイミングで現金化できないのはとんでもない欠陥だと思います。
実際の節税効果は1%以下。
iDeCoは掛け金が税金控除になるので、単年だけで見ると20%ほどの利回りが出ます。
ここを見て確定利回り20%とか最強の商品じゃないかと思われる方は意外と多いでしょう。
しかし、これは複利が効いてません。例を挙げます。
毎年25万の積立をするAさんの場合
1年目
25万積み立てて、5万の税金控除→20%の利回り(最強)
2年目
さらに25万積み立てするが、控除されるのはその年に積み立てた5万円分の税金控除のみ→50万の資産に対し10%の利回り(十分十分)
・・・
10年目:
10年間で250万の積み立てするが、控除は5万のみ→2%の利回り(あれ?)
・・・
30年目
30年間で750万の積み立てに対し、控除は5万のみ→0.6%の利回り┐(´д`)┌
どうでしょうか。20%の利回りどころか、30年の積み立てでみると0.6%の利回りです。
もちろん資産運用なので株式による利回りも乗りますが、あくまで税金控除だけを見て割がいいというものではないですね。
これは元本保証の保険も同じで、けっこう騙されて保険加入する人多いようなので気を付けてください。
ちなみにiDeCoは最低10年以上積み立てないと引き出せません。
これなら普通に自分でポートフォリオ作り年利5%を目指しませんか?
掛け金控除がiDeCo最大のメリット!といわれてますが、実際のメリットは微々たるものです。
私を含め日本人は本当に節税という言葉が好きですが、実際の効果はかなり低いことが分かったと思います。
特別法人税という爆弾をかかえてる。
これもちょっと気になるところです。特別法人税とは
企業年金(厚生年金基金・確定拠出年金・確定給付企業年金)の積立金全体に年率1.173%(国税1%+地方税0.173%)を課税する税金のことです。
今は凍結されていますが、いつ復活してもおかしくないとまことしやかに言われています。
これが復活したらiDeCoはやる意味ないですね。
1%くらい大したことないじゃんと思うかもしれませんが、積立金全体ですよ?
もし、iDeCoの積立金が1000万あれば毎年11.7万とられるわけです。
1年につき25万積み立てているうちから12万近く税金で取られるんです。
だったら自分で運用しましょうw
これに関しては現在は20年以上凍結されていますので、まだ現実にはなっていません。
しかし、こういった爆弾を抱えていることもデメリットだと思います。
もし、この法律が復活すればもはやiDeCoは詐欺商品レベルだと私は思っています。
受け取り時に税金がかかる。
運用益は非課税で、掛け金も控除できますが、受け取り時に税金がかかります。
結局、iDeCoは税金の後払いシステムです。
受け取り方は3種類あります。現時点では94%の方が、一時期としての受取を選んでいます。
簡単にまとめますが、詳しく知りたい方は他のサイトなどで見ていただけると幸いです。
年金
年金として受け取る場合は雑所得になります。
年間60~100万ほどの控除がありますが、他の年金にはいっていると、その分が引かれます。
基本的に国民全員が年金に入ってるので、税金は割高です。しかも口座維持手数料、振込手数料などで毎月500円ほどかかります。
一時金
退職所得という扱いになりかなりの免税が受けられます。
1500万の受取りで20年間運用してかつ退職金がない場合、30万ほどの税金で済みます。
ただ、会社の退職金がある人はその分が引かれますので、すこし割高になります。
年金と一時金
1と2のハイブリッドで、一時金部分については、退職所得として適用されます。
年金部分については公的年金等の雑所得として年金の税額が適用されます。
ただ、各金融機関で手数料がよけいにかかるようです。
これを見たら現状、一時金としての受取りが最善かと思います。しかし、受取り時に資産が減っている場合はその資産額で受け取らないといけないです^^;
手数料が地味にかかる。
これはこの記事書いてるときに見つけたものですが、まだ隠れたデメリットが潜んでいました(笑)
iDeCoの投資対象である投資信託そのものには手数料無料が多いですが、iDECOは運営管理期間に支払う年間手数料が毎月最低でも237円かかります。

こちらのサイトに手数料の一覧がのっていました。年間にすると、2844円です。
これで、節税効果の分(年間5000円ほど)は半分以上消えますね(笑)
全体の1%しか知らないiDeCoの隠されたメリット
iDeCoは実は自己破産しても生活保護を受けても没収されない隠されたメリットがあります。
これ知ってる方かなり少ないのではないでしょうか。
自己破産を行えば、証券口座や銀行のお金はごく一部しか残されず全て没収されます。
しかし、これまで積み立てた公的年金の額までは没収されないということはなんとなく想像できます。
そしてiDeCoも拠出年金なのでこれが当てはまります。
なら、借金しまくってiDeCoに投資してから自己破産すればいいと思うかもしれません。
しかし、年間最大80万までしか積み立てられないので、そこまでする価値はあるかというと微妙ですね^^;
結論ーそれでもiDeCo入った方がいい人は?-
いかがだったでしょうか。色々デメリットもありますが、最後にそれでもiDeCo加入したほうがいい人もいます。
それは自分の力で貯金できないという方です。
制度の仕組み上、強制的に貯蓄できるのでぜひiDeCo加入しましょう!
どうせ、貯められないなら多少不利でもこういった制度を利用しましょう。
私個人としては50歳になったときに加入して、10年間だけ運用しようかと思います。税金控除の利回りも2%の計算になりますからね。
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